1.住まいをつくる
家を建てるということは、家という建築物をつくることではなく、
『住まいをつくる』ということです。
住まいとは、そこに住む人、住む人たちの生活や思いを考え、
反映させることで成り立っていきます。
2.住まいをデザインする
住まいをデザインすることは、自分の生活、人生の舞台をつくることです。
住まいを考える時、まず、自分を見つめてください。
ありのままの自分を知ることが、住まいを考える第一歩です。
今現在の自分だけではなく、これから先の自分、これから先の長い時間を想像し、
考え、その中で見えてきたものをデザインしていきます。
あたりまえの考えにとらわれず、
住むということへの自分の思いをデザインしていきます。
形の上や見かけのスタイルをデザインするのではなく、
その家、その空間で展開される自分の生活スタイルをデザインすることです。
3.長く住み続ける
10年、20年の間に、自分も廻りの環境も変わり続けていきます。
住まいに求めることも変わっていきます。
その中で、住み続けるということは、
住まいが、長く住み続けることに耐えられるものでなくてはなりません。
それには、二つ大切なことがあります。
まず大切なことは「間取り」。
家族構成が変わった時や、生活スタイルが変わった時に、対応していけるように、
柔軟な間取りを考えることが大切です。
nLDKという決まりきったパターンで考えるのではなく、
必要最低限な要求を満たす場所以外は、
いろいろな用途の可能性を考えていくことです。
そうして考えられた間取りは、
長い年月、居心地のいい空間を与えてくれることと思います。
つぎに大切なことは「造り」。
ただ形の上だけのデザインで造られた家ではなく、
それが、長い年月に耐えられるデザイン、
そして造りを考えることが大切です。
日本が古くから培ってきた技術、工法、材料を用い、
それを現代のデザイン、生活スタイルに生かしていくことで、
長く住み続けられる住まいとなります。
長い年月をかけて、愛情を持って、人を育てるように、
家を育てていくことが、自分にとっての最良の住まいとなり、
自分の人生をより豊かなものとしてくれることと思います。
4.多くの人が関わって、住まいはつくられる。
家をつくるには、多くの人が関わります。
住み手となる自分、設計を行う建築家、建築を行う施工者。
それぞれがそれぞれの立場で、
その建築に思いを持って関わり、協力していくことで、
よりよい住まいが実現します。
